3章 カッパドキア 世界の果てか始まりか(4/4)




カッパドキア最後の朝には、昨日のベッドにいた女の子と一緒に遊んでました。
本当にトルコ人って人懐っこい。言葉はわかんないんだけど、なんとなく遊べます。




宿を発つ準備をしていると、ちょうどこの宿に今日から泊まりに来た日本人の同い年の学生2人と出会い、
今日1日暇だから一緒に行動することになりました。





荷造りが終わり、チェックアウト。宿のみんなに挨拶して、宿を出発。

トルコ人ってみんな別れる時に「さらばじゃ!」ってキメ顔で言うんだよな・・・。

なんかの映画の影響かわかんないけど、とにかく男性も女性も日本人は別れる時に
「さらばじゃ!」っていうもんだと思ってるらしいです。まあ間違ってはないけど・・・。

そしてもちろんオレも「さらばじゃ!」って言います。





昨日ウチヒサルに登って、ものすごくテンションが上がったから、
オルタヒサルという少し遠くにある似たような岩の城を目指すことにしました。



3人でバスに乗って、乗り換えで困っていると、やはり優しいトルコ人が教えてくれ、
無事にオルタヒサルに到着。


と思ったら、オルタヒサルが結構遠くに見えるバス停で降ろされてしまった・・・。




どうやらオルタヒサルに行くバス停ではここが一番近いらしく、
偶然11キロのバックパックを背中に担いでいる僕には罰ゲームみたいな仕打ちです。



道に迷いながら、地元のおばあちゃん達にボディーランゲージで道を教えてもらい、
時々水を買い足し、なんとか着きました。




要するに今日もここをてっぺんまで登るわけです。





そしたらなんだかいかにも怪しそうなおじさんが城の下で話しかけてきて、


「おお!日本人か!オレがガイドしてやるぜ!」


ってことなんで、有無を言わさず、ガイドをしてくれました。

しかもこれがタダなんだ!!きっと東南アジアとかインドならガイド代をぼったくられることだろう。






腹も減ってるだろ?ってことで、なんか知り合いのギョズレメ屋に、


「オレ達が降りてくるまでにつくっといてくれや!」

って頼んどいてくれて、さらに荷物も下で預かっといてもらいました。トルコ人本当にいい人




オルタヒサル中腹から




オルタヒサルを登りながら、本当なら立ち入り禁止であろう場所に入れてくれたり、
解説をしてくれたり、本当助かりました。





そして大好きな頂上。








どうよこの写真!!

もちろん景色もすばらしい上に、この写真センス!!


素晴らしいじゃないですか!!

自分で言っちゃうこの心意気!!



なんといっても僕は国旗がものすごく好きでしてね。

物心ついたころには国旗の塗り絵をしていたってぐらい好きなんだから!!
幼稚園の万国旗を見ては、端から端まで全部独り言で国名をつぶやいてたんだから!
かわいくねぇなオレ!!





そんな感じでオルタヒサルから降りたら、おじさんの知り合いが焼いてくれてたギョズレメを食べ、雑談。
おじさんが経営してるっていうディスコみたいなとこでチャイをやっぱりおごってくれて、お話ししました。


「オレは金持ってるような人からは金もらうけど、普段はフリーでここでガイドしてんのさ!!」


というこのおっちゃん。

いい人やーーーーー!!!!!

でもオレらのうち一人がものすごく気に入ったらしく、なんだかベタベタしてました。
ベタベタしているおじさんを見て、違った意味での異文化を知りました。








オルタヒサルを降りるとそこには小さな女の子達が花を持っていました。

僕達を見つけると、何も言わずに、花を差し出してきました。






正直受け取ったら「マネーマネー!」ってお金要求されんじゃないかなと思ったんだ。

一瞬でもそう思ったオレに垂直落下式ムーンサルトプレスをかましてやりたい。



なんと彼女達は3人でお花を摘んでいて、それを一つずつ僕達にくれるというのです!









かわいすぎる!!!



トルコいい所すぎる!!!




写真いい?と雰囲気で聞くと、コクッとうなずいてくれて、撮らせてもらいました。





もらった花









その後、一度タクシーで3人でギョレメに戻り、2人とはここでお別れ。


ミニバスでネヴシェヒルのバスターミナルに行き、宿のエフェのサインでバスを安くしてもらい、
ギリギリの夜行バスに乗り込み、次の街へ向かいます。






途中トイレ休憩だと思ってバスを降りたら空港で、あやうく置いてかれそうになりました。














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