3章 カッパドキア 世界の果てか始まりか(3/4)







朝起きたら、ベッドに綺麗な女の子がいた。












(ちょ・・・・・・・!ちょちょちょちょちょ・・・!!??!!!!???

あれ?おかしいな・・・!!????オレ昨日の夜・・・なんか・・!?!?

あの空気に馴染めなくて・・確かに酒すごい飲んでたけど・・・!!
まさか・・・!!いやまさか・・・。そんな連れ込むなんて・・・!!!
寝るときあんま記憶無いけど・・・まさか・・・・・・!!い、いやいや・・・。
お、オレ別に何にもしてないよな!?!?だ、大丈夫かな・・・!!)













大丈夫でした。
悔しくも。



よくよく考えてみれば、ここはドミトリー。相部屋です。

しかも、オレはなぜかホテルの家族のみなさんと相部屋で、
川の字の2倍分で布団が敷いてあり、そこで寝てたのです。



朝起きて目を開けたときに目の前に西洋人の若い女性がいたから焦ったけど、
実はホテルの10歳ぐらいの女の子でした。
変なことしてたら児童ポルノ法で捕まります。



朝ごはんのテラス


朝、のんびりしていると、一緒の宿の韓国人に「映画のクローズ0やばいな!!」とお話しされ、
別に僕は見てなかったんで、うんうんと言って街に出ました。



ということで、ギョレメ散策!
何軒かのレンタサイクル屋を回り、一番安かったところの自転車をレンタル。
なんと丸1日で600円ぐらい!



この日はカッパドキアをチャリでブイブイ言わせてやろうという計画。





しかし、一つ問題があって、このカッパドキア観光の中心のギョレメ村
周りから谷になってるとこにできるんです。


ということはどこに行くにも登り。道によっては道路もしっかり舗装はされてない。




自転車を借りたにも関わらず結局歩いてました。



この日の相棒



まず、ギョレメ屋外博物館に行き、途中トルコ人観光客に囲まれ質問攻めにあい、
それからギョレメの奇岩群を思うがままにひたすらサイクリング。




 
この群集に囲まれて、言葉は通じなかったけどサッカーの話で盛り上がった。






自転車で下り坂は本当に気持ちがいい。


風を切りながら雄大な景色の中走ってるのは、オレ旅してるなーって感じ。





こういう「オレ!旅人!」みたいな感覚を求めて旅行してるのも結構あって、
本当に気持ちがいい。


音楽プレイヤーで自前の「旅BEST」を聴きながら、何千何万年っていう自然の中にいて
本当に壮大な感じを受けました。鳥肌モノ。



どこまでも行けるんじゃないかって感じました。















そして次にはウチヒサルという、岩の城に向かいました。





見にくいんだけど、この頂上に旗が立っていて、そこまで登れるんです。

そこまでの道がもうチャリでずっと登りで、さらに足で登って疲れる疲れる。



しかしこの上からの景色がものすごいことになっていました。




どーん。






これはすごかったねー。

この景色に感動して、1時間ぐらいここで景色を眺めてました。



少し解説すると、奥に見えるピンクみたいな岩が、ローズバレー。
世界三大グランドキャニオンの一つと言われてるらしいです。

そしてあの街がギョレメ村ですね。奇岩に囲まれてて、この地域の底になってます。
左下にある道路が、ぐるーっと迂回しながら村まで延びてて、そこを自転車で来ました。

写真では見えないけど、先には富士山より高いエルジエス山(4000m弱)が雪をかぶっていました。










帰り道はずっと下りで爽快!
ここまで来るのに休憩しながら1時間半ぐらいかかったのに、帰りは20分!


自転車を返しに行くと、またしてもトルコの人の良さが出て、そこのおじさんと兄ちゃんに
すいかとチャイをもらいながら、雑談。

なにやらトルコ語でいやらしい言葉をしゃべらされた気がするけど、笑いになったからよし!





それから、街を歩きでウロウロして、パムッカレで会った日本人とまさかの再開!
彼は毎日夜行バスで様々な地に行き、特に海に行き、一人で泳ぎ、そしてこれから陸路でシリアということでした。




更に朝に宿で会った、「クローズ0マジやべぇ!!」の韓国人とも再会。
彼らはこれからイスタンブールに戻ると。





そんな旅の醍醐味、一期一会を感じながら、教えてもらったカッパドキア名物を食べに。


うまかったけど、そこまで絶品ていうわけでもなかった。


それより、ウエイトレスの美しい女の子がビールついでくれて、
どうしたら一緒に写真撮ってくれるか悩んでたら、店が停電しました












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