3章 カッパドキア 世界の果てか始まりか(1/4)




鳥取に行ったら砂丘に、トルコに行ったらカッパドキアに。

ってぐらいトルコ旅行者は必ずここに立ち寄る。




早朝、ネヴシェヒルというこのあたりで一番大きな街についてから、
別のバスでギョレメというカッパドキア観光の中心の村へ向かう。


「(さあ、着いたぞ、朝一はまだ体が動かな・・・あ!!隣の韓国人の奴、枕を席に忘れてやがる!)」

・・・


「エ、エクスキューズミー・・・えー、あー(やべぇ!!枕って英語でなんていうんだ!!)」



「・・・ん?どしたジャパン?」



「んー・・・!!!スリープ・・・!!スリープウィズ・・・(手を頭の後ろにやって必死にジェスチャー)!!」



「・・・・・・・・・・・・・オ〜ウ!!!」




ボディーランゲージすげぇ。





いやー、しかしカッパドキアはすごいとこだ。
今回の旅でトルコを選んだ理由としては、ここに来てみたかったことなんだよね。


このなんていうか世界の果てっていうか、地獄っていうか、むしろ天国?みたいな!!



ギョレメに着くと、パムッカレで手配してくれていた宿の主に連れられ、ホテルへ。

そして、ホテルはギョレメ名物、洞窟ホテル!!


昔々に修道士達が奇岩をくり貫いて住んだのと同じで、奇岩を利用したホテル。




ドミトリー(共同部屋)に格安で宿泊。

中はなかなかひんやり涼しくて、夏の荒野には最適!若干ジメジメ感も否めないけど、まあよし!



共同ってことで、小心者の僕は一緒の人がものすごく気になるところ・・・。

そしたら同じ部屋だっていう奴が現れた。名をエフェ。

なんとこいつはこの宿を経営してる家族の一人で、さらにこれから行くツアーのガイドだって!

日本語もほんの少し話せて、とりあえずオレのことを「トモダチ!トモダチ!」と呼ぶ。


そんでもって同い年!!


同い年ってことは、あれだな・・・まさにデジモン世代・・・!!
きっとオレが「・・・パルモーン・・・!(涙)」って言ったら、「ミミー・・・(涙)あっ!」って言ってくれて、
その後に「むげーんだーいなー・・・」って歌いだすに違いない・・・。
そしてこいつも絶対ウィザーモンが死んだ時は涙を流したに違いない・・・。
ちくしょう・・・ヴァンデモンめ・・・。








そういうわけで、このエフェがツアーガイドでツアーに出発!


同じ宿からはイタリア人のセジョン(イケメン)とアンドレア(ジダンヘッド)と一緒に参加で、
少し話せるようになり、ツアーの出発地点へ!!

















やべぇ東洋人オレしかいねぇ。









やべぇ一人参加オレしかいねぇ。





勘弁してくれ・・・。ただでさえ英語もカタコトだってのに英語のツアーで、しかも話せる奴いないじゃん…。

なに?オレに日本に帰れって?喋れないくせに調子のんなってか?カップルで来るのが普通だったってか?







「ヘイ!トモダチ!!こっちこい!おまえの席はここだぜ!!」


「お、エフェ…おまえわかってくれんのか・・・。話せるやつはおまえだけ・・・」


「なにブツブツ言ってんだ!早くここ乗れよ!オレの隣だぜ!」


「あ、ありがと…。おまえの隣でよかったよ・・・。ん・・・?」





バス
   助手席エフェ
      ◎○○○○○○○
前 ココ→●○○○○○○○ 後
      ◎○○○○○○○
    運転席





「なるほど☆こりゃいい景色が見れそうだ☆」








カッパドキアには主にグリーンツアー、レッドツアーっていうのがあって、
グリーンツアーは遠くの見所を回るツアー、レッドツアーは近場をバギーとか使って回るツアー。


今回僕が参加したのは、一人で行くにはなかなか行きづらいグリーンツアー。

カッパドキアは見所がめちゃくちゃ広いから、一つ一つの移動時間に1時間かかることもザラです。

まず最初についたのはギョレメパノラマ
ここからはギョレメの村が一望できるわけで、





っていう絶景ポイント


その次はデリンクユの地下都市という何百年も前につくられた地下深くの迷路都市で、迷子になりかけて、

その次はウフララ渓谷という自然の多い谷で遺跡に向かう。

 
ツアーの方々 



そして、お昼ごはん。なんともオシャレに渓谷の川の上につくられたスペースで
みんなでわいわいピクニック気分で楽しいお食事会♪






そう、みんなはね。オレは・・・。





ガイドのエフェもどっかいっちゃって、あたふたしていた僕はとりあえず空いている席に座らされる。


そこはまさかの仲良し女の子4人組!!フューチャリングオレ!!

気まずさ満点!!



でも彼女達は、まるで合コンで盛り上がっていない男の子を見つけたときのように、
優しく僕にパンを取り分けてくれて、注文のときには「何かいる?(ニコ)」と聞いてくれ、
さらに、「どこから来たの?へぇ〜日本!いいとこね♪一人なんてすごいわね♪」

というように気を使って接してくれた・・・。嬉しいけどなんか申し訳ない・・・。



聞くところによると彼女達は学生で、4人で旅行中♪彼氏募集中♪
というなんとも女の子らしい美人さんで、アウトドア用に着飾ったオシャレさんだった。


一方、ワタクシは、一人なのに夕食で酒ははずさない体育会系男子である。




勝てねぇ・・・!!!(?)






結局ウェイターが彼女達を口説きだしたり、めちゃくちゃうまい英語(そりゃそうだ)
で会話しちゃうもんだから、僕は日記を書いていましたよ・・・。








しっかし、一面の荒野。ここをでっかいバスでガンガン120km/hとか出しちゃう。



次にはキャラヴァンサライっていう岩の要塞みたいな街みたいなとこを見学。

それから最後にお土産屋さんに行く。そこでは日本語の流暢な兄ちゃんがいて、
しかも矢沢栄吉が大好きで、「英ちゃーん」と叫ばれ、色々歌われるもオレが全然わからない

「オレのことを『トルコのガブちゃん』と呼んでくれ!!」(本名がガブリエルのためガブちゃん)
と仲良くなって、ツアーは終了。






ツアーを総括してみると














内容が英語でわかんねぇ。







一応5割ぐらいはわかったよ!!いや、4割かな・・・。















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