5章 トビリシ  傷跡の街、灰色(2/4)








ということで、来てみた在グルジア、アゼルバイジャン大使館。


意外と普通の家みたいなところで、守衛さんらしき人に気さくに通される。



何をしたらいいかわからなくて、とりあえず窓口でパスポートと、用意しておいた証明写真を渡す。



「10分待ってろ。その間にこの紙書いとけ。」



なんだか、スルっとうまくいった。






申請書みたいのを書こうにも、こういう正式な書類の英語は難しくて困る。

たまたま同じくビザを取りに来たフランス人のおばあちゃんが色々書き方を教えてくれた。


そのおばあちゃんはアゼルバイジャンまで行って、さらにカスピ海を船で渡り、トルクメニスタンまで行くらしい。
息子に会いに行くって言ってたけど、なかなかすごいルートで行くんだな〜!

旅人やー!!かっこいいぞばあちゃん!!



ちなみにオレはビザ無料なんだけど、フランス人には結構高いビザ代がかかるらしい。






そんなわけで不安要素だったアゼルバイジャンビザが簡単に手に入ってしまった。








そこからは少し散策しながら宿を探そうと思って、新市街のメインストリート、ルスタヴェリ大通りを歩いてみる。




新市街を歩いている限りそんなに危なそうな気はしないなー。


結構西欧のそこそこ発展してる街って雰囲気。そんなに嫌なところはない。


文字だけはアジアっぽいけど、人も雰囲気もヨーロッパ。


 
 




途中でトビリシ在住のドイツ人の2人組が「Can I help you?」と声をかけてくれて、とても助かった。

これからは日本で外国人が困っていたら、オレも声をかけてあげようと思いました。






新市街を離れ、次にトビリシの中心を流れるムトゥクヴァリ川周辺の散策。


 







新市街とは違った、旧社会主義国家の色がなんとなく見えてきました。


なんだか灰色っぽい、寂しい感じがします。

 






2時間ほど歩き回って、どうにもホテルが見つからないので、しょうがなくタクシーを捕まえる。
値段を交渉して格安で、観光するところが多い旧市街まで行ってもらう。





グルジアの車はベンツが多い。日本じゃ高級車のイメージだけど、むこうではトヨタのほうが高級なのかも。


ベンツといっても、フロントガラスは割れっぱなしだったり。






15分ぐらい乗って、250円ぐらい。


メテヒ教会に行ってくれって言ったのに、メテヒホテルってとこに連れてかれた。

「教会」ってロシア語が「ホテル」に似てたのかな・・・。


てか、ロシア語なんて発音できないよ・・・。



グルジアはグルジア語だけど、旧ソ連なのでロシア語も通じます。







とりあえずなんとか旧市街側についたので、またウロウロ散策。


旧市街にはグルジアのあまり発展していない部分が見えました。

通りから一本入ると舗装されていない道路で、崩れてそのままの家もあったりした。
あんまり治安はよさそうじゃない。






グルジアは何度か戦火にさらされてる街だって覚えがあったから、きっと戦争の傷跡なのかもしれない。





 





メテヒ教会がそこそこ観光地だから周りにホテルがあると思って、教会の見える方向に進む。





とりあえず歩き疲れたから、世界中で味の変わらないコーラを購入。

海外でフラフラ街歩きをしている時のコーラはものすごくうまい!!

日本じゃ普段そこまでコーラ飲まないのに、海外に行くと飲んじゃうんだよね。
これはバックパッカーのあるあるネタだと思う。







なんとか教会のそばまで来て、よさげなホテルを見つけたので、入る。

少し高めだったけど、門に防犯カメラもついてるホテルで、治安の悪い国だから出費も許せるかな。


疲れてもいたし、この「Georgian Hotel」に決定!







山の湖畔のウズンギョルから、トラブゾン〜国境〜トビリシとなかなかハードな移動でした。















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