6章 エレバン  世界一美女の国(2/4)






旅の噂で聞いた。




アルメニア人の女性と結婚するときは国に300万円ぐらい払わなきゃいけないらしいよ。
美人が外国の男に狙われるから、簡単にできないように。






旅の噂で聞いた。



アルメニアって美人にはパスポートを発給しないらしいよ。
美人が外国にたくさんでていくことを抑えるために。










これらは本当のことかはわかりません。

しかし、こういった噂があるような美の国、それがアルメニアなのです。


確かに一緒にタクシー乗ってきた夫婦の奥さんも綺麗だった。

それに、ホテルのフロントのお姉さんも2人とも、ハンバーガー屋のお姉さんもモデルみたいな・・・。










なんつー国だ!!!







街をフラフラ歩いていくと、確かに街行く人は顔立ちもしっかりしていて、鼻は高い。


噂に違わなく、透き通るような肌と小さい顔の金髪美女、ブロンズ美女って言葉が似合うような人が多い!


嫌いじゃないぞアルメニア!!







みなさん美人なんだけど、「Holy shit!!」みたいなことを言いそうなタイプの美しさで、
個人的にはもっと恥じらいのあるような、「・・・バカァ!(///)」みたいなタイプの顔が好みです。







オレはなにを言ってるんだ。









そんなことを思いながら、エレバンの街歩き。



アルメニアは英語もそこそこ通じて、雰囲気はヨーロッパ。

結構街も綺麗で整備されてて、治安があんまり悪そうな感じはしません。






 
市場とアルメニア語の看板





遺跡のエレブニっていう所を目指して歩いてたんだけど、果たして歩いていける距離なのかも知らないで歩いてて、
結局4kmぐらい歩いたけど、どうにも時間がかかりそうなのでやめて引き返しました。





途中に鉄道のエレブニ駅があったんだけど、そこですっげぇ声かけられてて、
「うわぁ・・・客引きか・・・」と思ってたら、グルジアから乗っけてくれたタクシーの兄ちゃんでした。


結構酔ってた。この兄ちゃん、車グルジアナンバーなのに、今日はアルメニアで過ごすんだろうか。





エレバン駅前広場


「待ってろセリヌンティウス!」




ロシア語で「EREBAN」。まあなんとなくわかる・・・。



アルメニア語で「EREBAN」。読めるはずも無く。





駅構内。この後ホームに出て、ホームに閉じ込められます。






エレバン中心地の散策をしていたら、何人かに話しかけられました。

どうやら、グルジアほど冷たい国ではないみたい・・・よかった。




「ヘイ!コニチワ、アリガト!!」


「おおー!おっちゃん日本語しゃべれんの?」



「噂はかねがね伺ってオリマス。」(ここだけ日本語)


「え!!(笑)はっはっはっは!!(笑)なんでそんな日本語しゃべれるの?(笑)」


「これだけだけどな!オレは日本人にトモダチがいんだ!!」


「へー!日本に来たことあるの!?」


「トモダチはナカタ、ナカムラ、イナモトさ!」


「おお!サッカーの好きなの?」


「ダー!みんないい選手だぜ!!」




なんてまさかアルメニアで日本語が聞けるとは思いませんでした。

結局おっちゃんがなぜ「噂はかねがね伺っております。」なんて日本語を知っていたのかわかんないままです。









結局20時ぐらいまでふらついて、そろそろ夕飯。

この日はなんだか少しいい感じのお店に入って、チキンとビール。



チキンはちっちゃい鳥を丸1匹ローストしたやつなんだけど、すごく脂っこい・・・。







それと、メニューにマルボロとかのタバコも載っていて、
なるほど嗜好品もレストランで買うもんなんだなと、ちょっとした文化の違いもおもしろかった。









しかし、この時僕はとても米が食べたかった。

米じゃなくても、せめてパスタとか水分のある食べ物を・・・。











そしてこの時、この国にいる間は食べ物に苦労する
ということを僕はまだ知らない。
















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