7章 バクー  はじめましてカスピ海(1/4)






使い勝手の悪い夜行でうつぶせで起床。

朝もトイレ使っちゃだめだってよ!!

なんだチクショー!!もう一生乗ってやらないからな!!





アゼルバイジャン共和国・首都バクー到着。







バクー駅



バクー駅ホーム







うおおおおお!!文字がアルファベットにだいぶ近い!!!

気持ちは読めるぜーーーー!!涙

(読めても意味はわからない)






アゼルバイジャンは文化的にも色々とトルコに近い。


宗教も今までのグルジア、アルメニアと違い、トルコと同じイスラム教。

言語もアゼルバイジャン語(アゼリー語)でトルコ語とだいぶ似ている。




トルコに似ている・・・?ということは!!!



「ニーハオ!」

「ニーハオ!」

「ニーハオ!!」




うおおーーーーー!!!

中国人に思われてるけど人が優しいーー!!!






イスラム教徒は困っている人を助けるというのが当然らしいのです。

言葉が通じなくてもすごい嬉しい!!泣





そしてこの国、石油がすごく採れる国。

二十世紀初頭は世界の半分の石油はここから採られていたとか。

村の数よりも石油櫓のほうが多いといわれているぐらい。



だから出稼ぎの中国人が多いらしく、東洋人を見るとまず「ニーハオ」と挨拶するのかも。







さてさて、とりあえず両替。

アゼルバイジャンの通貨はマナト。
そしてその下の単位がゲピク。




ゲピク。




ゲピクって通貨単位どうよ。

オレはすごい好き。








新しい土地に来たらまずは宿探しをしないと!


・・・といっても、情報がが少なくてどこに宿があるのかわからない。



んー。こいつは困ったなぁ。


よし、善は急げだな。





とりあえず見たいからカスピ海まで歩いてみよう。





好きなものも一番最初に食べる派だしな!!










はるばる来ましたよー!!ついにカスピ海!





カスピ海。 岸に見えるのは岬。



一目見て感想は
「これ完全に海じゃない?」



そうなんです。
予想はしていたけど、さすがは世界で一番大きな湖。


どう考えても海にしか見えないでかさ!!!




対岸なんて見えるはずもない。(例え見えてもそれはトルクメニスタン。別の国。)

なんとカスピ海の面積は日本の面積とほぼ同じぐらい!!

ということはアゼルバイジャンの国土の4倍ぐらいあるんだから!!



潮の香りはするし、海風が気持ちいい。




あーなんか落ち着くわー・・・。やっとここまで来たかー・・・。






カスピ海衛星写真。比較九州さん





 
カスピ海沿いのすごそうなの






とりあえず、見所がある旧市街に向かう。

きっとその辺には宿がいくつかあるんじゃないだろうか。





結構きれいな新市街










新市街を越えて、海岸公園(湖だけど海岸公園)のをのんびり歩いて、城壁が見えてきた。




そして城壁の中に入り、旧市街へ。



旧市街は少し奥まで入るともう迷路。


道がたくさん入り組んでて、行きたい方向に向かっても気づいたら全然違う所だったり。




でも、歩いてて面白い街!!


イスラムって雰囲気がある街で、昔からの、文化的なものもなかなか見ることができる。




旧市街で迷子





しかし、宿がなかなか見つからない・・・。


城壁沿いに何軒が見つけたけど、結構いい雰囲気の宿で間違いなく安宿じゃないだろうし・・・。

一度新市街のボロい宿に聞いてみたけど、結構いいお値段。



石油輸出大国ってことで物価も高いのかもしれないな・・・。






とあきらめ半分で歩いていたら、変なおじさんが声をかけてきた。





「ブジュドルファナナ?」(アゼルバイジャン語)



「・・・ん?」



「・・・!!!」
(手を合わせて顔の横において、おやすみのポーズ)




「ああーー!!!ダーダー!!」(ダー:ロシア語でyes。)
(手を合わせて顔の横において、おやすみのポーズ)



「オォウ!!!」
(オレに指をさし、おやすみのポーズ)






「!!!」(二人でおやすみのポーズをしながらニコニコ)







というわけで僕なりの解釈によると、このおじさん、どうやらホテルを教えてくれるらしい!


一応値段を聞いてみたら、20マナト(約2000円)で、今まで聞いた中では一番安い!





おじさんについて来いと合図され、その後ろをついていく。








・・・さっきあったカフェからだんだん旧市街の奥へ奥へと入っていく・・・。




(・・・あれ?・・・なんか少し怖いんだけど・・・。)




細い道を入り、曲がり、さらに細い道を・・・。




(・・・ちょっと待てよ・・・。これ大丈夫だよな・・・?だ、だ、大丈夫だよな・・・???)




そして、古びた建物の中に入ると、いかにも危険な雰囲気の崩れかけた階段を登っていく・・・。








(ちょちょちょ!!!マジで!!この先・・・ホテルあんの・・・!?!?)




そしてその建物の最上階の一番角の部屋に連れて行かれる。





(なにここ!!!絶対危険でしょ!!最上階の角部屋って!!・・・ああ・・・オレ生きて出られるのかな・・・?)






扉を開けたその先にあった光景は・・・。











































「ようこそ我が家へ!!」





























ん?















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